胡蝶蘭 エコキュート

Profile of M.SAITo Wood WoRKS

M.SAITo Wood WoRKS 齋藤 正明 さいとうまさあき

略歴

1972年 広島市に生まれる。
2003年 山梨県の電機メーカーを退職、脱サラ。
長野県伊那市の伊那技術専門校木工科にて1年間木工を学ぶ。
2004年 故郷の広島に帰り、ステンレス加工を主に行っている有限会社サイトウ工芸にて木工家具・雑貨の製作をはじめる。 「M.SAITo Wood WoRKS」は木工房の名前。
2008年 大工くりきさん出会い、意気投合。「honmono group」を結成して、活動をはじめる。

天然木無垢材(主に太田川流域で産出される広葉樹)を使用した、木の器・木のスプーンなどごく普通の生活の道具を素材の仕入れから行い製作しています。

また木だけでなく鉄・スチールも取り入れた家具を製作しています。主に組立式の家具であり、それぞれサイズオーダーにも対応しています。

素材の選択から、完成品のデザインまでフルオーダーでの製作も可能ですので、ご遠慮なくお問合せくださいませ。

木工の伝統的な継手技法を積極的に取り入れた堅牢な作りであり、さらに見た目だけでなく、手触りなど柔らかさを感じさせる仕上げを施した製品を製作しています。
鉄などの金属素材も組み合わせたものも製作しています。

現在は工房展、honmono groupイベント、各地で開催されるクラフトフェアなどの展示会を中心に、製品の展示販売をしています。

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木の器

『M.SAITo Wood WoRKS』では、いつもの生活の中で普通に使える”木の器”を製作しています。
木の器は、一つの木の塊から削りだして形作られるもの。
そうして作られるものに必要となる配慮は、まず第一に「どのような素性の材料を使うか?」ということです。節や傷があって、(あるのはむしろ木材の独特な表情が見れていいのだけれど・・・)使い始めてすぐに割れてしまったりしないか・・・など、気をつける必要があります。
その他に気にすることは、すんなりつくることのできる形状であるか?ということ。でもこれは作り手の都合。
もっとも大切にしていることは、木の器そのものの形、ふと食卓にたたずむその姿の美しさ。決して器の方が食卓の上で主張しすぎることの無いように、薄く軽やかに形や色を仕上げています。
それと後もう一つ・・・毎日手や口が触れるその表面の木の質感、テクスチャ・・・これらが感覚的に心地よいものであること。

軽くて丈夫で美しい家具

余計なものを削ぎ落とした”シンプル”な家具。
思いきり使い込んでいけるしっかりとした家具。
時には屋外に出して、降り注ぐ太陽の元使っても良い。雨に打たれたって良い。

接着剤に頼らない構造の家具

接着剤から発する化学物質などの影響による、シックハウス症候群が問題視されていますが、それだけにとどまりません。
材料を組んだり、貼り合わせたりするときに使う接着剤は、家具そのものを丈夫なものにしますが、時間の経過とともに劣化してゆくものです。いつか接着性能はなくなって離れてしまうものです。
どうしても接着剤を使わないと、家具は作れないのか?
接着剤を使わないで作られる家具を提案していきます。
たとえば、はめ込み式のプラモデルみたいなもの・・・

家具はもっと大胆に使っていくべきもの

無垢材の家具などは、極端な熱や乾燥(効き過ぎる空調や直射日光、接する電気製品からの熱など)にさらされると、大きく歪み、本体のがたつきや接着部の剥離を起こす恐れがあります。
また、逆に屋外などで雨にぬれたりすると、木材は大きく膨張し、歪みが生じます。さらに塗装方法にもよりますが、木地へ大きな染みとなって残ることもあります。
このように無垢家具の使用環境について、多くの注意事項や、禁止事項が一般的にあげられています。
いわゆるクレーム対策として・・・
作り手は、なにかにおびえているかのように、注意書きを入れる。家具をより心地よく使うためのアドバイスではなくて、あくまでクレーム対策として。
天候の変化にどきどきはらはらしながら、屋外に木の家具を展示する。
そんなに肩に力を入れず、もっと思い切って大胆に普段の生活の中で使われていけば良いと思う。
そんな、思いっきり使えるしっかりとした家具を提案していきます。

伝統的な継ぎ手技法

『M.SAITo Wood WoRKS』では伝統的な継ぎ手技法を積極的に取り入れ、家具を製作しています。
もちろん手間はかかります。しかし、そうしたものに間違いはない。
しっかりとした継手技法ならではの、シンプルな構造です。
家具を作る上で、シンプルな形状でありながら、十分使用に耐えられる強度を持たせるために必要となるのが、強力な接着剤の使用か、または強度の高い高級な継手技法でしっかりと機械的に組む構造。
接着剤を使う化学的な接合でモノの形を作るのではなく、
もっと分かりやすい、機械的な強力な接合方法で、すっきりとしたシンプルで洗練されたデザインの家具を作るよう心がけています。

接着剤か、金具か

家具を組み立てるとき、どちらを使うか?選ぶとしたら、釘、ビス、ネジ・・・といった金具の方を選びたい。
金具類を使う際の短所は、構造的に制約が多くなること。それにともなって家具自体のデザインの制約が生じてしまいやすくなる。
その制約をクリアするために、本当に必要なものとそうでないものを、はっきりと思索し結論付けた上で、使い手にも納得できるコンセプトの元、作っています。

適正価格で

本当に作るために必要な材料と手間で、それによる適正な価格を設定しています。
名前だけで価値が上がるようなものづくりはしていません。もちろん今は価値が上がるほどの名前はありませんが、この先もずっと齋藤正明は齋藤正明で、作ったものは今も将来も価格は同じ算出方法です。

使われることで価値は上がる

私自身があたらしく作るものは、今もこれからも価値は変わりません。
しかし、お客さんが購入し、日々使い続けていくことで、価値はどんどん上がっていくものだと考えています。
大事にしまっておくのではなくて、どんどん使い続けていって欲しい。

既成概念を打ち壊す

木工を始めた当初、自分は”作家”になりたいと思っていた。職人というより、ちょっとした芸術家気取り。
いかに個性というものを表に出していくか・・・

でも、木工とは関係ないところで、その気持ちは変わった。

30年以上生きてきて、既成概念という殻が結構固く分厚く、自分の心を覆いかぶさっていて、それを思い切って打ち壊してみようというところから始まった。こころの大掃除。
そうしたら、なんだかずいぶんスッキリしてきたような。いろんな棘棘しさがなくなってきたような。

それまでは、何かあるたびに、自分の魂に、あたらしい塗料で塗り重ね。
あたらしいクロスを張りかさね・・・
どんどん自分の心というものが見えなくなって来ていて、なにがなんだか自分で自分が分からなくなって、そのたびにまた新しい塗料で塗り重ね。
分厚く塗り重ねられた、既成概念をぶち壊してみると・・・そりゃあもうすっきりです。

そして思った。

殻を厚くしていくのじゃなくて、すこしずつはがして磨いていこうと。
そして、何モノにも芯のとっても綺麗な部分っていうのはあるはずで、その綺麗なところを素直に出していきたいと思うようになった。

木工で作るものも同じように・・・

それまでひたすら自分の個性をべたべたとモノに貼り付けていこうとしていたけど、なんだかそれがちょっとかっこ悪いなあと思うようになって来た。
自分の作るものが普段の生活で普通に使う道具なので、なおさら自分という個性は必要のないものでした。
すこしずつ自分の個性を抑えて、見えなくしていくように、木の器や家具を作る・・・