5月25日(日) | 大竹和紙小市

大竹和紙小市

5月25日の日曜日、僕も大竹和紙小市に出店させていただく事になりました。
もちろん自らが作る木の器の出品です。

広島県の大竹市は、実は手漉き和紙の産地です。
原料のコウゾを栽培し、つなぎとなるトロロアオイも栽培し、大竹市を流れる小瀬川の豊富な水を利用して今も作られています。

そこで、今回企画された大竹和紙を軸にした大竹のイベントです。

僕は、木の器の補修や補強のために和紙を利用しています。
使い込まれた木の器に亀裂が入ったり欠けてしまったときに、
漆で接着、欠損部分を埋め、その上から和紙を被せ、さらに漆で固めます。
これでまた十分にしっかりした状態で木の器を使い続ける事が出来ます。

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元々、木は漆と相性も良く、漆を塗る事で木地を強くします。
さらに、和紙も植物の繊維の集まりですので、同様に漆とも相性よく、漆を塗る事で大変強くなります。
(そもそも漆は樹の樹液。樹皮が傷ついた時、自らの樹液でかさぶたを作り身を守っているものですから、当然木と相性は良いです。)
そして和紙・・・木の繊維を紙という形に作り上げられている事で、被覆補修作業をする上でとても扱いやすいものです。
和紙を利用すると言う意味は大いにあります。

木の器の表面に和紙で補強をいれる場合もあります。

そもそも和紙とは。
和紙という紙(シート)の状態に作られたもの。紙になっている意味を良く考えてみました。
字を書いたり、絵を描いたりする紙。
物を包んだりする紙。
障子や襖の表装のための紙。
最近では壁紙としても。

人々の役に立つように先人たちによって作り出された和紙を、
その通りに無駄なく役に立つよう使わなければ意味はないと思いました。

という訳で、今回の大竹和紙小市へは、割れ、欠け、など破損した木の器を漆で接着、和紙で被覆補強した物を出品します。
普段の木の器づくりでは、製作途中に欠けてしまったり、元々亀裂があって検品ではじかれるものなど結構あります。
これらを、和紙と漆を使って、十分使用に耐えられるよう補修し仕上げた物を販売いたします。

今現在、お使いいただいている木のお椀や器など、割れや欠けで破損してもしっかりと修復することが出来るという事でもあります。
木の器の補修に多いに役立ってくれるのが和紙です。

ぜひ補修の色々な例をご覧ください。そして、お手持ちの木の器の修理のご相談などもぜひ。

大竹和紙小市のホームページ→ http://otakewashi.com/

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